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ビットコインとは?なぜこんなに仮想通貨にブームがきてるの?

こんにちは、ダイキです!
最近何度目かの仮想通貨ブームが巻き起こっていますね。

その中でも一番有名な仮想通貨といえば、「ビットコイン」です!
今日はなぜビットコインが数ある仮想通貨の中で投資の対象として人気があるのかを解説します!

1.ビットコインとは?
2.ビットコインの投資価値
ー発行上限が決められている
ー仮想通貨との比較
ー国が発行している通貨との比較
3.ビットコインの問題点
ー仮想通貨取引所からのビットコイン流出
ーマイニングによる電力消費
ー政府による仮想通貨の規制
4.まとめ

1.ビットコインとは?

まずはビットコインとは?というところですよね!ビットコインの成り立ちを簡単にですが説明します!

実は、2008年にサトシ・ナカモトという謎の人物がネット上で論文を公表したことがきっかけでビットコインというものは誕生しました。

ビットコインはブロックチェーンという技術で中央管理者を必要とせずに成り立っています。ブロックチェーンという技術は、別の記事で解説しますが、中央管理者がいないとはどういうことでしょうか?

普段、みなさんが使っている「円」。これは、簡単にいうと「日本国」が管理しているお金です。つまり、今は景気がいいからバンバンお金を発行しよう!とか、景気が良すぎるから一旦お金の量を減らそう!と「日本国」が管理、方針の策定をすることができます。

しかし、ビットコインはそうじゃないんです。円のように中央管理者がいません。

じゃあ誰が監視するの?というところですが、これは「ビットコインを発行している人」ということができます。

ビットコインを発行することをマイニングと言います。そして発行している人はマイナーと呼ばれています。マイナーは実は誰でもなれることができるのです。

必要な準備は高性能なパソコンだけ。これさえ用意できれば、だけでもビットコインを発行することができます。

ここで話を戻しますが、ビットコインを監視しているのはこのマイナーなんです。マイナーは全国にいくらでも存在します。マイナーはマイニングをすることで、ビットコインを報酬として貰える代わりに、パソコンの計算力をビットコインの不正や改ざん防止のために提供しています。

マイナーみんなで、ビットコインの動きをパソコンの計算力を用いて監視しているので、中央管理者がいなくても大丈夫なのです!

2.ビットコインの投資価値

発行上限が決められている

では今からみなさんが最も気にされているであろう、投資価値についてお話しします!ビットコインに投資してもいいのか、最終的に判断するのはご自身ですが、しっかりと情報を持って帰ってくださいね。

ビットコインは2100万枚を上限として発行され続けています。

ビットコインはデジタルゴールド(デジタル上の金)だなんて聞いたことありませんか?これは金に採掘量の上限があるようにビットコインには発行上限があることから来ています。

もちろん「発行上限がある=価値がある」ではありません、ですがみんなが欲しいものに数量制限があるとより高値で取引されるようになります。

想像してみてください。全国どこでも手に入るおもちゃと、東京都〜区の何時から何時まで限定販売されているおもちゃ。どちらの方が価値がつきそうでしょうか?

おそらくご想像の通りです。ビットコインは数量を限定することで、価値が減りにくい仕組みを構築しているのですね。

仮想通貨との比較

ビットコインが他の仮想通貨や国が発行している通貨と大きく違うのが先ほどもお伝えしたように、中央管理者がいない所です。

実はビットコイン以外の仮想通貨は、発行元の企業や個人が中央管理者として仮想通貨の流通量や取引の不正がないかなどを管理しているケースがあります。

そのため、新しい仮想通貨では耳障りの良いことを公表して仮想通貨の価値を高めて、ある程度価格が上がった時に管理者が持っている仮想通貨を売って姿を消すといった詐欺があります。

「仮想通貨=危ない」というイメージはこうした詐欺や取引所を狙ったハッキングにより定着したものです。仮想通貨を信頼している我々からすると残念なお話です。。

国が発行している通貨との比較

では国が管理している通貨はどうでしょう?国が発行している通貨は、企業や個人が発行している仮想通貨より安全であることは間違いありません。

しかし、国という管理者が存在する事で大きな2つの問題があります。

  • 国自体の存続問題
  • 通貨自体の価値低下

国自体の存続問題

日本に住んでいる僕や皆さんには想像がつかない話ですが、海外では自分の国の通貨に不信感を抱いている人は全世界にいます。

自分の国の通貨が将来価値がなくなるかもしれないという状況で将来に備えて貯金をしようなんて思わないですよね。

そのため自分の国の通貨をできるだけ、他国でも価値のあるものに交換したいと考えるようになります。そこで候補となるのがビットコインです。

ビットコインは現金や貴金属のように他国に行く際の持ち運ぶ手間がかからず、様々な国の通貨に両替が可能であるため今後も世界情勢が不安定であれば価値が高まると考えられています。

通貨自体の価値低下

先ほどビットコインは2100万枚が発行上限であるとお話ししましたよね、では国が発行する通貨はどうでしょう?

今回のコロナ渦では全世界で金融緩和が行われて、市場に出回るお金が増加しました。国民全員に一律で10万円給付がありましたよね、この給付金も金融緩和の一つです。

では、国が国民が自由に使えるお金を増やすとお金の価値はどうなるでしょう?

答えは簡単ですよね、お金の価値は下がるんです。先ほどのおもちゃの例と同じです。大量にあるものの価値は下がります。

もちろん皆さんの1万円は1万円のままですし価値が下がるといってもお金が実際に目減りするわけではないので実感はないかもしれません。

しかし、一つの商品に対して、10000円払うのか、11000円払うのかだと、11000円払う時の方が1円あたりの通貨価値は少ないですよね。

つまり、通貨価値が下がるというのは、1万円は1万円のままだけど、物価の上昇や、サービスの値段がなんだか上がったなあという形で、目に見えるようになります。

ハイパーインフレというものが通貨価値が下がった典型的な例です。何枚、一万円札を用意してもパンが買えないくらい紙幣(通貨)の価値が下がるんですね。

このように日本国というお金の管理者は、日本円の流通量や税金を管理することで「日本円の価値」をコントロールできます。

日本円の価値をコントロールすることは悪いことではありません、しかし日本円の価値が突然半分になるようなことがあれば輸入に頼っている私たちの生活は成り立たなくなります。

そこでビットコインという、管理者が存在しない通貨の価値が生まれる(上がる)のです。

ビットコインは誰かの意志による干渉を受けない新しい通貨です。ビットコインは2100万枚が上限であり、このルールは誰かの意志によって変更することができません。

もちろん管理者が存在しないので、国が発行している通貨よりビットコインは価格の変動率がとても大きいです。

ビットコインと日本円の比較

ビットコイン 日本円
管理者 いない 日本国
発行量 2100万枚 上限なし
信用性 ブロックチェーン技術が破られない&マイニングをする人が一定数以上いる限り高い 日本国の信用性による
価格 変動が激しい 変動が緩やか
使用場所 ビットコイン決済ができる場所のみ 国内ならどこでも

3.ビットコインの問題点

ここまでビットコインの価値について解説しましたが、ビットコインには管理者がいないことによる問題点もあります。

仮想通貨取引所からのビットコイン流出

数多くの仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所は常にハッカーから狙われています。国内、海外共に仮想通貨の流出事件が過去起きてきました。

でも安心してください、実はビットコイン流出といってもビットコイン自体のブロックチェーン技術がハッキングされた訳ではないのです。

  • 不正に入手したビットコイン以外の仮想通貨を取引所を通じてビットコインに換金する
  • 取引所のセキュリティー情報を手に入れ、個人のウォレット(ビットコインの財布みたいなもの)から不正にビットコインを犯人のウォレットに送金する

この2つのパターンでビットコインは流出しています。

つまり何が言いたのかというと、僕たちは二段階認証をめんどくさがらずに設定したり、ログイン情報の保管に気をつけたりと対策を取ることでビットコインを守ることができるんだということをお伝えしたいのです。

どうしても不安なら、インターネット環境から遮断してビットコインを保存できる「コールドウォレット」という物もあります。

皆さんもビットコインを購入した際にはできる限りの自衛を心がけましょう!

マイニングによる電力消費

ビットコインの取引には、マイニングというパソコンの計算力を使う作業が欠かせないです。この時当然ながらパソコンを動かすための電力が必要になります。

全世界の電力のうち、ビットコインマイニングで「約0.6%」を消費しています。
地球環境やエネルギー問題という観点からみるとビットコインは決して良い存在ではありません。

政府による仮想通貨の規制

  • 2021年になってからインドが仮想通貨の取引や保有を禁止する方針であることを発表して話題になった。
  • 日本で仮想通貨が全面禁止になることはまずないが、自国の通貨が脅かされると考え世界的には仮想通貨の規制が進んでいく可能性もある。
  • もし仮想通貨の規制が進むと、本来ビットコインを欲しいと考えている「自分の国の通貨に不信感を抱いている人」がビットコインを手に入れることが困難になる。

このようなことが起きるとビットコインの需要が減少し、価値が下がってしまう可能性が高くなります。

今後の仮想通貨に対する政府の対応についてはチェックしておきたいですね。

4.まとめ

ここまで読んでくれてありがとうございます!

ビットコインもそうですが、投資をするために一番大事なことは「自分が納得できるか」だと僕は思っています。

僕自身はビットコインに投資していますが今後ビットコインの値動きがどうなるのかは誰にもわかりません。

皆さんがこの記事でビットコインに少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。

それではさようなら!